「はあ~今日も人に合わせすぎて疲れたなぁ」
誰かに認められたくて、愛されたくてずっと良い子を演じてきました。
頑張らないと愛されないと思っていました。
小学生の頃くらいからその思いが強く、いつも人の顔色を伺い、自分の意見が言えませんでした。
- 自分の何が好きで何がやりたいか、伝えることが怖かった。
- ありのままの自分を人に見せて、否定されることが怖かった。
なんでこんなにいつも満たされないのか、生きづらいのかわからず、 ず~~っともがいてきた、強がってきたけど、それももう終わり!
HSP(繊細さん)とは
HSPとはこんな人
HSPとは「Highly Sensitive Person」の略で、生まれつき敏感な気質を持った人だといわれています。
アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が発見した概念で、約5人に1人の割合で世の中に存在します。
HSPさんはまわりの人から「考えすぎ」「気にしすぎ」など言われた経験はないでしょうか?
刺激を受けると脳の神経システムが反応しやすく、良いことも悪いことも強く影響を受けてしまいます。
- 強い光や大きな音にびっくりする。
- 相手の気持ちや雰囲気を察してしまうので、相手に合わせてしまって疲れる。
- 仕事で機嫌が悪い人がいると気になる。
- ミスを避けるために慎重になって時間がかかる。小さなミスによく気が付く。
- 人とずっと一緒にいるのは疲れる。
このように小さなことに気づき、感じる力が強いので、まわりの人が気にしないことも
気にしてしまう、気づいてしまうのです。
HSPさんは時には「恥ずかしがりや」「神経質」「控えめ」「おとなしい」などといわれたことがあるかもしれません。
世の中は、明るくて元気で社交的で自分の意見をしっかり言えるような人のほうが、
好感を持たれて評価されることが多いように感じます。
そのため、HSPさんは社会の中で自分を卑下して自信を失い、生きづらさを感じることが多いのです。
HSPの生きづらさ
人と長時間一緒にいると疲れてしまう。
ぐるぐる思考
感じる力が強く共感力も高いので、
意識しなくても人の表情や仕草、話し方、空気感から、その場の雰囲気を感じてしまい、
あの人は無理して笑ってるんじゃないか、あの人が全然話してないから話題ふったほうがいいかも、
機嫌悪そうだから今この話はやめよう、など常に自然とぐるぐる考えてしまいます。
大人数が集まる飲み会や集まりなどは本当に苦手です。行きたくない…
自尊心が低い
HSPさんは自分の価値を低く考えてしまうことが多いです。
育った環境によりますが、子供の頃にまわりの人から「心配性」「繊細すぎる」「もっと頑張れ」などといわれてきた子は特にこの傾向が強いのではないでしょうか。
自分には価値がないと思うと、認められたいと思い、一生懸命頑張ります。
そのため高い基準を自分の中で決めてしまい、完璧主義になっていきます。
良い子でないと、これができないと、完璧でないと…!
こうして、人付き合いでも相手の理想の自分を演じてしまい、
相手についつい合わせて、自分の意見も言えず、
いつのまに自分がわからなくなって自己嫌悪で疲れ果ててしまいます。
環境に影響されすぎる
HSPさんは不快な光、音、においに強く反応します。
意識しなくても勝手に入ってくるので、1度気になると避けられず、時にはイライラしてしまいます。
特に、夜に睡眠するとき、隙間から漏れる電気の光や、電化製品の電源のランプ、換気扇や冷蔵庫の音、近隣住民の話し声など、気になってゆっくり眠ることができません。
何かに集中したいとき、横からテレビやラジオの音、ゲーム音、大きな話し声は集中力がなくなります。
タバコのにおいなど、自分の苦手なにおいは嫌悪感が強く、その場からすぐ立ち去りたくなります。
環境が合わなければ、それだけで居心地が悪く、心の平穏が保つことが難しいです。
HSPがラクに生きる方法
HSPだと自覚してからやめたこと
- 良い子と思われるように頑張ること
- 面白くないのに無理して笑うこと
- 相手の気持ちを先回りしてやること
- 人に勝とうとすること
- 乗り気じゃない飲み会に参加すること
- 1人で行動は恥ずかしいと思うこと
HSPだと自覚してから始めたこと
- 耳栓をして寝ること
- 遮光カーテンにすること
- ノイズキャンセリングイヤホンを愛用すること
- 1人時間を確保して楽しむこと
- HSPの本を読んで知ること
- 人に弱みを見せること
まとめ
HSPという概念を知ってから、以前よりものすごく生きやすくなりました。
少しずつありのままの自分を受け入れるようになれました。
自分の好きなものを言えるようになりました。
HSPは敏感であるからこそ、悪いこと不快なことを感じやすく生きづらいですが、
良いことも感じやすいので、その力を充実させて幸せを感じていきたいです。
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